出来事と話題

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「がんゲノム医療」「がん遺伝子パネル検査」が6月から保険適用の見通し

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悲惨なニュースばかりが続く中、久しぶりに良いニュースを見れた気がして

嬉しい限りです!

<参考記事>

がん、遺伝情報から薬選択 ゲノム医療に保険適用 :日本経済新聞

 

多くの人が苦しめられている、がんの画期的な治療法として

以前からもとても気になっていたのですが、ようやく実用化の

筋道ができたようです。

 

簡単に要約しますと、

そもそもがんは遺伝子の異変で、そのがんを引き起こした遺伝子を

詳しく解析することで、効果の期待できる薬をピンポイントで選択、投与できる

これまでより大幅に早い治療と改善が期待できる、技術です。

(ただし注意点、対象外のケースも多いので↑の記事を参照ください)

 

記事によると、すでに英国でもこの技術を活用、フィンランドでも

計画が進められているようです。

こういった「万人に役立つ技術」の推進については

ヨーロッパは早いですよね!

さすが!脱帽です。

 

以前にヨーロッパでいろいろな問題が浮上した時に、

EU(欧州連合:28か国)って本当に必要なのか?

という議論までされていましたが、

ゲノム技術のような大きなプロジェクトを強力に推し進めるためには、

国境を越えた協力体制が不可欠ということは、言うまでもありませんね。

これからもEUは絶対に必要で、世界をけん引し

すでに十分な成果も上げていると、声を大にして言いたいです!

 

それにしても、この技術のニュースを私が最初に見てから

今回の日本での「保険適用」に至るまで

ものすごく早かったな!というのが率直な印象です。

 

保険適用ということは、当然ですが医療財源の負担が増えますし、

安全面でも非常に厳しい臨床試験を重ねますので

どうしても時間がかかりますが、

今回は「ヨーロッパに置いて行かれないように」なのか

「3大死亡原因」だからなのか、

異例のスピード対応と言えるのではないでしょうか!

 

いずれにしても、がん治療の革新となる大きな一歩を踏み出したことに

間違いありませんので、ここで水を差すような話は不要ですね。

まだまだ開発途上とは言われていますが、最近がんが発覚した方にも、

また何年も闘病に苦しんでいる方にとっても

このニュースが明るい希望となりますことをお祈りいたします。

 

そして技術開発に関わっている皆さん、

保険適用を進めてくれた関係者の方々にお礼を言いたいです。

私にもきっとお世話になる時が来るから「前払い」です(笑)

 

ありがとうございます!