地球に急接近していたのに直前まで発見されず通過(怖) 小惑星2019OK
photo Schadenfreudeさん
https://matome.naver.jp/odai/2135055685421450201/2135057028523720103
直径130メートルの小惑星が地球に急接近していましたが
発見されたのは最接近した7/25の数日前だったそうです。
<参考記事>
幸い衝突をのがれ通過しましたが、地球までの距離は72000キロメートル。
ピンと来ないかもしれませんが、地球と月の距離の5分の1なので
ちょっと背筋が寒くなる近さですよね!
言うまでもありませんが、月は地球の強い引力によって
一定の距離を保っていますが、それより5倍も近いということは
間違いなく地球に引き寄せられていた、ということです。
ではなぜ直前まで発見が難しかったのでしょうか?
私は以下が主な要因ではと思います。
①恒星以外の天体は自ら光を発しない
近年は小惑星を自動探知できるシステムも進化していますが、
太陽などの恒星から受けて反射する弱い光に依存しているためです。
②直径130メートルはかなり小さい
ちょうど東京ドームくらいで、目の前で見るとかなり巨大ですが
広大な宇宙スケールから見ると、ほとんどデブリとあまり変わらない
レベルでしょう。さらに地球や太陽に接近するにつれ
引力の影響でどんどん速度を上げるのです。
③全天観測の難しさ
小惑星はいつ、どの方向から飛来するか全く予測ができません。
通常の天文観測の場合はある程度ターゲットを絞って狭い範囲を
クローズアップして観測できますが、小惑星は年中無休で全天を
観測しないと発見できず、比較にならないほどの広範囲と言えます。
小さいとはいえ直径130メートルの小惑星がもし東京に直撃したら
23区くらいの範囲は一瞬で壊滅するそうです。
それだけの被害で済めば「人類滅亡」までは至らないのですが、
問題は衝突時の衝撃波と、立ち登るチリやホコリが地表を覆いつくし
長期間、太陽光がさえぎられると光合成生物が死滅し、極寒に覆われ
いずれほとんどの生態系がダメージを受ける可能性もあるわけです。
お金に余裕のある方は、長期滞在型の地下シェルターを
作っておいた方が良いかも知れませんね。
核戦争にそなえてすでに持っている方も多いそうですが。。
今回は発見された時点で衝突の可能性は低いことが
わかったので速報されませんでしたが
今後もし「1週間後に90%以上の確率で衝突する」と
報じられたらどうでしょう?
間違いなく世界中がパニックです!
仕事なんてしてる場合じゃありませんから
少しでも身を守る行動をとるでしょう。
自宅の窓に板を打ち付けて塞いだり、食料を確保したり。
え?映画の見過ぎですか?確かにそうかもしれませんが(笑)
でも「こういう時こそ落ち着いて行動しなきゃ」とか言いながら
何事も無かったように会社に出勤してるのは
日本人くらいかも知れませんよ!
どこで植え付けられたのか、日本人には奇妙な
「美徳」みたいなものがありますね。
東日本大震災でも、すぐに避難しなかったために
津波に飲まれてしまった方がどれほど多いか。
今回は衝突は逃れましたが、通過によって微妙な
自然への影響ってないのでしょうか。
偶然とは思いますが3日後に珍しい現象が起きました。
<参考記事>
斜めに沈み込んで行く地殻プレートに沿って地震波が伝わる現象で
震源とまったく離れた場所で影響が大きくなることが
まれに起こるそうです。