出来事と話題

日々のニュース、出来事からいろいろと考えてみましょう

人類の英知も最先端科学もはるかに及ばない自然の驚異のメカニズム トンガ沖海底火山と衝撃波と津波

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photo https://www.youtube.com/watch?v=PgC_u0rYTLI

まだ犠牲者についての情報が出ていないので、ひとまずはホッと

していますが、近年、数年に一度は「想定外」の大規模な自然災害が

起きることが、もはや「公然の事実」となってきました。

幸い昨日の被害に遭わなかった方も、ウカウカとはしていられませんね。

 

昨日、私は休日でしたので、夕方からお酒をたしなみ気分よくしていた

ところ、突然、酔いも覚めるような信じられないニュースが

お店のテレビに流れ始めたのです。

はるか遠いトンガで? 大規模な噴火?? 津波???

 

当初、気象庁は「わずかな潮位変化はあるが被害の心配はない」

と発表しましたので、またまた気分よく眠りに就いたのですが、

熟睡中の深夜に今度はスマホからのけたたましい警報音で

スッ飛び起きたのです!

 

すぐにテレビを点けてNHKを見たら!

日本全域に津波注意報、一部は警報になっています。

そして最大の衝撃は「すでに到達か」と書いてるじゃないですか!!

 

いやいやいや、ちょっと待って下さいよ。

日本はつい近年、大津波によって多数の犠牲者を出したばかりなのに

到達してから警報が鳴っても意味ないでしょ!!

人命に関わるような大きさではなかったのが不幸中の幸いでした。

 

今日のニュースを見てようやく理解できました。

通常の「津波」ではなく大規模な噴火、爆発時の「衝撃波」

または「空振」による海面上昇であると。

さらに、これほど大規模なケースは過去に記録が無いとも。

 

昨夜は私はイージーにもこう思ってしまいました。

気象庁さん、頼みますよ!しっかりして下さい!」と。

ですが訂正いたします。

今回こそ超激レアケースであり責めるのは「酷」というものです。

いつもお世話になっております、有難うございます。

 

近年の人類が誇る最先端科学を持ってしても

まだまだ自然のメカニズムは計り知れないということです。

「おごり高ぶるなかれ、人類ども」とまるで天地が諭すように。

 

今後も広い太平洋のどこで巨大地震や噴火が起きるか分かりませんが

それらによる津波や潮位変化がたとえ数十センチ程度でも

日本の沿岸に到達した時に何倍もの高波になって襲い掛かる特定の

「地域」を、あらかじめ把握し警戒することは可能です。

間口が南から東に向いている湾や入江です。

お住いの方も良くご存じでしょうけど、一応あげてみました。

 

岩手県東岸(リアス式海岸

・宮城、福島、茨城、千葉県の南東岸(3.11でも大きな被害となった)

・神奈川県南岸(逗子から湯河原まで)

静岡県伊豆、下田、沼津、富士、静岡市

・愛知県田原市(大きな湾の入り口)

・三重、和歌山、徳島、高知、大分、宮崎県南岸(小さな入江が多数)

・鹿児島県志布志とその他の湾、入江

沖縄県南東岸(湾、入江が多数)

 

ここからは恒例の脱線トークになってしまいますがすみません。

これまでも雲仙普賢岳やイタリアのポンペイなど、火山活動によって

犠牲となった方は少なくありません。

脳を巨大化し、天敵から逃れて繁栄を極めた私たち人類にとっても

突然の噴火や巨大地震は脅威でしかありません。

 

ですが何らかの地球環境の変動によって火山活動が停滞してしまったら

私たちにとってさらにとんでもない脅威が襲い掛かる事を

ご存じでしょうか?

温暖化で局地の氷の溶け出しによる海面上昇など比にもならないほどの

大洪水が起きるかも知れません。

 

噴火した溶岩が冷え固まって、徐々に風化して小石、砂粒、土となり

やがて雨や浸食によって海へ流れ落ちます。

何億年も昔から毎日、世界のどこかで膨大な量の土砂が

海を埋め尽くそうとしているのです。

ではなぜ近年まで一定の海面位置を保ち続ける事が出来ているのでしょう?

そうです、火山活動と地殻変動が土砂を陸上へと押し戻しているからです。

 

増え過ぎた人類は世界中のありとあらゆる環境に適応し、

地表を埋め尽くそうとしていますが、ダイナミックな地球の活動を

十分、理解したうえで、常に最適な距離感とリスペクトを保ちながら

共存して行かなければ「おごれる者は久しからず」いずれ安住の地を

失うことになるのです。

 

それにしても今日はいろいろあり過ぎて大変な一日でしたね、

共通一次受験生のみなさんお疲れ様です!

まさかの津波警報で電車は止まるわ、意味不明な無差別刺傷事件で

「またか、ハァ」とため息が出ることが増えてしまいました。

どうか皆様、渦巻くストレスに押し潰されずに明るい明日を目指して

それぞれのペースで頑張って行きましょう!

 

お読み頂き有難うございます。

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