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「記録的な大雨」「数十年に一度」がここ一年だけで何回あるの? 台風19号

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photo「 cloud sky 」 https://pxhere.com/
今日のNHKの発表で、全国で79人の方が亡くなりました。

ご冥福をお祈りいたします。

また家屋が流されたり浸水によって、4092人の方が避難しています。

一日も早い生活再建をお祈りいたします。

 

台風に限らず、日本はこれまでも多くの自然災害に

見舞われて来ました。

気象庁も早めの避難の呼びかけを強化するようになりました。

記録的短時間大雨情報」が発表された時は、土砂崩れ、浸水、洪水が

発生した事がない地域でも、これまでの限界点を超えるという事です。

 

各メディアも「観測史上初」や「数十年に一度」という表現で

より緊張感をもって早めの避難を呼びかけています。

 

ここで一つ気になる点があります。

確かに東北のような大津波は、その後8年は再発していません。

巨大地震は長期間のエネルギーの蓄積によって発生するからです。

では大雨についてはしばらくは安心なのでしょうか?

 

雨が降るのはいろいろな要因がありますが

まずは近年の海水温の異常な上昇です。

 大量のCo2排出に起因する温暖化はもはや疑いの余地はないでしょう。

 

次に10月に入ると日射量が減るため

影響を受けやすい陸側の気温は下がっていますが、

海上で大量に発生した水蒸気が日本の上空で冷やされると当然、

飽和水蒸気量を超えて水に戻ります。

冬場、部屋の空気が窓ガラスで冷やされて結露になるのも同じです。

 

さて来年は大雨はないだろうと予測できる要因があるでしょうか?

ハッキリ言って、ありません。

むしろCo2削減の対策が進んでいない以上、

ますます海水温が上昇すると考える方が合理的です。

 

温暖化に伴って飽和水蒸気量も増えるのでは?

地球全体の平均気温は上がっても、まさにこの季節の

日射減少による陸地の気温変動の方がはるかに大きいのです。

これは、地球の自転軸が公転軸に対して傾いているためで

垂直に動かさない限り今後も変わりません。

 

少し話が反れますが、日本は今年の夏も記録的な

猛暑に見舞われました。

これも温暖化の影響とは思いますが、幸い地球の表面は大量の

水で覆われているために、大部分の熱エネルギーを海が巨大な

「バッファー」として機能して受け止めてくれているのです。

 

私たちの暮らす地球がいかに恵まれた環境で、

地球上のあらゆる生物が守られているかということです。

誕生時は燃える鉄のかたまりでしたが

46億年もかけて「美しい奇跡の星」になったのです。

それをつい最近、調子付いた人類が破壊しているのです。

間もなく間違いなく壊滅的状況になるでしょう。

 

話を戻しますと、私の結論としては

「観測史上初」や「数十年に一度」が今後は毎年

「日常」に変わってしまうでしょう。

100年もった建物も、1000年災害のない地域も

次々と姿を変えていくでしょう。

 

私の自宅もこれまでは災害をのがれていますが

近い将来、住めなくなるかも知れません。

災害にあう前により安全な場所に移ろうか考え始めました。

不動産市場も今後大きく変化するかも知れません。

 

もしあなたが、Co2削減について真剣に考え

早く行動を起こさなければと思っていたら

そのためにもまず安全な基盤、住居を確保して下さい。