出来事と話題

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満を持してノーベル化学賞! リチウムイオン電池開発の吉野彰さん

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graphic「大型カーゴドローン」

https://www.dropbox.com/sh/7yrsxypiz57efdo/AADv6-rImxGALrOswOd4PKS0a?dl=0

この記事を書いている今日は台風19号接近のニュースで持ち切りですね。

大きな被害をもたらした15号を上回る猛威と言われているので

とても心配です。

 

ですが今日は先日のノーベル賞受賞のお話です。

受賞者の発表は毎年のことですが、日本人の名前が出ない年の方が

少なく思えるくらいコンスタントに受賞していますよね。

世界レベルから見れば日本の教育水準は低下傾向と言われていますが

根気強い日本人の性分でしょうか、まだまだ科学技術は健在です!

私も同じ日本人で良かったと誇らしく思います(笑)

 

さらに特筆すべきは、対象となった「リチウムイオン電池」のお蔭で

私たちの毎日の生活で受ける恩恵が計り知れないという事です。

改めて、どれほどの広範囲に普及しているのか見てみましょう。

 

情報モバイル機器

 スマートフォン、ノートPC、タブレットPC、電子辞書、

 ゲーム機、音楽プレーヤー、モバイルスピーカー、

 デジタルカメラ、ビデオカメラ、腕時計

家電その他

 ロボット/ハンディ掃除機、電動歯ブラシ、シェーバー、

 電動自転車

産業

 ドローン、電動工具、無線機、各種計測器

自動車・鉄道・航空

 ハイブリッド/電気自動車(バス)、電動バイク

 新幹線N700S、ボーイング787

オール電化住宅

 昼間ソーラーパネルで発電した電力を電池に蓄えることで

 発電できない夜間にも使用できたり、電力消費量がピークになる時間帯の

 負担を軽減できたり、災害などで停電時にも使用できたりします。

CO2排出ゼロの社会へ

  住宅という単位に限らずマンション、オフィスビル、都市、

 国家レベルでも100%自然エネルギーを活用した社会の実現へ向けて

 研究開発が進められています。

 今回の受賞にもつながった真骨頂と言える分野です。

 

皆さんいかがですか? 

調べればもっといろいろ見つかると思いますが

これほど私たちが身近に恩恵を感じることができる技術も

そう多くはないですよね。

 

 吉野さんがリチウムイオン電池の研究を始めたのは1980年代だそうです!

当時はまだWindowsもなく、ガラケーすら普及していなかったのです。

モバイル機器といえば、ラジオかカセットテープ式のウォークマン

ラジカセくらいでした。

いずれも乾電池を入れるしかなかったので、すぐに電池が切れて

「はい、終わり~」って感じでした。

 

 今はほとんどの機器が充電式になったおかげで乾電池を買うことが

めっきり無くなってしまいました。

テレビやエアコンのリモコンの電池も、充電式の電池をどこでも

買うことができるようになりました。

お財布にも嬉しいし、それだけ廃棄物も減って環境にも良いですよね。

 

蓄電効率が飛躍的に向上したリチウムイオン電池ですが、

さらに数倍高効率で、より安全な電池の開発も進んでいます。

私たちが、戦争も事故も公害もない明るい未来を想像するとき、

そこには必ず「蓄電技術」が切っても切れない根幹技術と言っても

過言ではないのです。

吉野さんはじめ、研究開発に関わる皆さんに感謝したいですね。

 

いつかは「電気」さえ要らなくなる時代が来るって?

そこまでは今の私の頭では想像もできませんが(笑)